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アコードワゴンの冷却水とラジエターキャップ交換。 [ACCORD WAGON]

すっかり整備日記みたいになってますが、モータースポーツもツーリングもしてないとこうなっちゃいますね。

ル・マン24時間のスタートを見ながら、これ書いてます。 

整備手帳を見る限りもうとっくに整備スパンを過ぎている冷却水とラジエターキャップ交換をしました。

オイルは若干温めてからの交換をするのがセオリーですが、冷却水はアチチになるし、キャップ開けるときに危ないので、冷えた状態で作業開始。

ラジエターキャップを開けて、ラジエターアンダータンク下部のドレンをゆるめます。

すると、ポトポトと緑の冷却水が落ちてきますので、バケツで受けてあげます。

K24エンジンの場合、リザーバーも含めて冷却水容量は5L位らしいので、小さめのバケツで間に合います。

抜けるのに時間がかかるので、その間にリザーバータンク外して中を洗浄します。

DSC_0035.jpg

中の冷却水をバケツに捨てると…

DSC_0036.jpg

タンクの底にはお約束の沈殿物。

これってなんなんですかね?LLCの変質したものとか、ウォーターラインの錆ですかね? 

そして、外したラジエターキャップ(PIAA的にはラジエターバルブというらしい)をチェック。

DSC_0044.jpg

左が古いもので、右が新品。

バルブが常温で開きっぱなし。

これだと、ウォーターラインには大気圧しか圧力かからないので、冷却水が100℃未満で沸騰してしまいます。

夏場本格的に熱的に厳しくなる前に交換しておいてよかった。 

ま、ラジエターファンありますんで、冷却水が沸騰することはそうそうないですけどね…。

交換したのは、PIAA(SPAC)のプレッシャーリリースバルブ付きラジエターキャップ(しつこいようですが、PIAA的にはラジエターバルブというらしい)品番は56S。

これは108kPa加圧されますので、だいたい2気圧ウォーターラインにかけられるってことかな。

実は、品番間違って、これの前に54Sを買ってしまうという失態。

開封してしまったので、返品もできず。

だれか54Sのラジエターキャップ要る?(笑)

冷却水が抜けきったようなので、流水でラジエター内部やウォーターラインの洗浄をして、再び水を抜きます。 

その間に先日交換したプラグの焼け確認。

DSC_0042.jpg 

やけはこんなもんですかね。プラグの下に写り込んでるチューブは耐熱導電のグリスです。

プラグやホイール止めるスタッドボルト、エキパイのスタッドボルトなどに少し塗ってあげると錆の防止になります。

外国製品ですが、お勧めです。

COPASLIP コパスリップ 100gチューブ イギリス製 無鉛耐熱導電グリス 1本

COPASLIP コパスリップ 100gチューブ イギリス製 無鉛耐熱導電グリス 1本

  • 出版社/メーカー: COPASLIP(コパスリップ)
  • メディア: Automotive

 このチューブ2本あるんですけど、死ぬまでに多分使い切らない…。

ということで、洗浄した水も抜けきったので、ドレンのOリングを交換して、ドレン閉めますよ。

LLCは-30℃でも対応の50%に薄めて、ジョッキと漏斗使って注入。

本来ならLLC薄める水は工業用精製水を使うんですが、今回は 水道水使ってます。スイマセン。

3Lくらいまでは普通にゴボゴボ入るんですが、それ以上になるとウォーターラインが複雑になっているせいかなかなか入って行きません。根気よく注入しながら、3.5Lほど注入。こうなると、サーモスタッドが閉じていたりするので、なかなか入って行きません。

エンジンかけながら、エア抜きしつつ残りを注入します。 

4Lほど注入出来ましたが、まだまだエアはかんでいそうな予感。

ラジエターキャップ閉めて、ラジエターファン回るくらいまでアイドリングして、冷めるのを待って、 減っている分を入れていきます。

そんなんを4回ほど繰り返して満水。

車屋さんとかだと、ラジエターキャップの上に漏斗が付いているクーラントチェンジャー的な工具を使っていますが、2年に一度の作業なので、そういう工具を買うのも作るのもなんとなく面倒なので、ちまちまやってます(^_^;) 

保険のためにリザーバータンクにはMAX水位より若干多めに入れておきます。

ウォーターラインのエア抜きは時間がかかりますが、しっかりやっておきたいものです。

以前、ホンダディーラーにステップワゴンのラジエターアッパータンク修理をお願いした時は、引渡し時にアッパーホースが凹んでいる状態で車引き渡されて、冷却水が全然足りない状態だということがありました。
※詳しくは過去記事参照。 

追加で入れたら500ccくらい入ったんじゃないかなぁ?

ディーラーの整備なのに明らかな手抜きですよ。

事実なので、店名晒しますが、Honda Cars水戸西です。 

気をつけましょうねぇ。 

冷却水の廃液はLLCにエチレングリコールが入っているので、下水には捨てられません。

エチレングリコールは四類石油なので、ガソリンスタンドやクルマ屋に引き取りお願いしましょう。

サンデーメカニックさんは多分間違いなくほとんどの方が下水に捨ててますよね?

処理場としても困るでしょうし、何より環境破壊ですからやめましょうね。

私が引き取りお願いしたガソリンスタンドは20円/リットルで引き取ってくれました。

バケツを大きめのビニール袋なんかに入れて、車の助手席足元においておけば、荒い運転しない限りはガソリンスタンドまでこぼれずにもっていけますよ。 


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白レガシィ

こんばんは。初めまして。
キャップの劣化でクーラント漏れてしまいpiaaのキャップを検索していたらここに辿り着きました。
ブログ拝見しました。楽しい内容ご提供ありがとうございます。
まだ、余っていましたらキャップ54S頂けると幸いです。
by 白レガシィ (2016-10-01 21:43) 

木っ端ミジンコ

白レガシィさん
コメントありがとうございます。
気付かずお返事せず申し訳ありません。
54Sは知人が対応する車持っていたので、譲ってしまいました。
申し訳ないです。
by 木っ端ミジンコ (2016-10-30 02:38) 

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