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2014.3.11 [日々の出来事]

震災から3年ということで、本来は知り合いが波にのまれたいわきの海に向かって手を合わせたかったのですが、時間的に制約があったので、大洗に行ってきました。

「それで何故大洗じゃい?」とカモメにも首を傾げられてしまいました。 

海はつながってるし…(震え声)

 

 image.jpg

晴天で、海も凪いでいて散歩するにも良い天気。

漁船も漁師さんも一仕事終えて、網の手入れ等をしています。 

oaraikou.jpg 

こんなに平和な大洗も3年前には津波に襲われました。

youtubeより(※サイレンの音が大きいので、音量注意です。)

 

福島第一原発からは今もなお汚染水が海洋に漏れ続けています。

東電は港湾から外に出てないとか行ってましたが、そんなわけないでしょう。港湾にも潮の流れあるのに放射性物質の濃度が下がらないんだから。 

そんな中、大洗では漁が出来ていてよかった。 

福島の港では一部の魚種を除いて基本漁ができていませんから…。

 

 

漁協直営店で刺身定食も頂いてきましたよ。 

大洗港から50mの所にある「かあちゃんの店」というお店。大洗漁協直営店らしいです。

大洗町漁業協同組合HP→ http://www.jf-ooaraimachi.com/mise.html 

kaatyannomise.jpg

 

漁協直営ということと、港から50mという立地、「かあちゃんの店」という店名から店の雰囲気はお察しくださいです。

少なくとも代官山のオープンカフェみたいな雰囲気ではないですよ。

写真上の刺身定食1,200円を注文。

ここは混み合うので、店に入ってすぐのレジで注文してから席に案内されます。

店に入る前に外に出ている看板で頼む定食を決めてからはいらないと後ろからのプレッシャーに負けます(;・∀・) 

決して激安ではないですが、刺身の量と廃棄が多い特性の食材を扱ってることから察するに値付けは頑張ってると思います。味も値段も満足です。 

大洗港から少し移動して、大洗海浜公園へ。

駐車場にはこんな立て看板がありました。

 tsunami.jpg

2011年3月11日に発生した津波の浸水エリアと避難場所を示した看板です。

これを見てびっくり。

避難場所の場所が海に近すぎる上に標高が低い…。

学校などの建物の二階や屋上なら大丈夫という声が聞こえてきそうですが、気仙沼などの標高30m程度の二階、三階の建物がどうなったか思い出してみてください。

3年前の津波が来なかったからここは安全というわけにはならないのです。 

大洗町と茨城県には避難場所と避難経路の見直しを御願いしたいと思います。

平地が続く大洗町なので、高台というのは磯前神社くらいしか無いのですが、ならば避難塔などの建造をお願いしたいと思います。

3層~4層構造くらいで津波が抜けるような壁の無い避難塔なら用地確保ができれば、何億円とかかる事業ではないと思います。

屋上にヘリポート、それぞれの層に助けが来るまでしのげる非常用食料と毛布などを備蓄するなど出来ませんでしょうか?

3年前に犠牲になった方々の命が無駄にならない対策を東北地方以外の沿岸地域でもお願いしたい。 

 

最期まで防災無線で避難を呼びかけながら、本人は避難できずに津波の犠牲になった方が居ました。

あの話は美談になっていますが、違いますよね。 

報道や役所は、非常時の備えがハード、ソフト共に出来ていなかった自治体のお粗末さを反省する材料として見るべきです。

そんなことを色々考えながら、「あなた方の犠牲は無駄にはしません」と3月11日の正午に大洗の海に手を合わせました。

海はつながっていますしね。声届いたかしら?

 umi.jpg

そして、自宅に帰ってNHKを見ながら、2時46分にも時報に合わせて黙祷させていただきました。

毎年そうなのですが、涙が溢れます。

私なんて被災していないに等しいのにこんな状況なので、身内や親しい人を失った人の悲しみは想像を絶します。

3年も経ってるのに原発事故は収束したとはいえません。

まだ汚染水を海洋に垂れ流し、空気中にも放射性物質を放出しています。

東京に居るとすっかり震災は過ぎ去って、原発事故も無かったことになってるような錯覚を覚えるのでしょうが、政治家の方々、あなた達が推進した原発が招いた惨状を肉眼でしっかり見て被災者の声を聞くべきです。

そして、避難者に淡い希望を抱かせるような曖昧な言葉を発するのはやめなさい。

帰れない地域の方々には「最低何年は帰還できない」とはっきり説明して土下座すべきです。

 

荒っぽい言葉になり申し訳ありません。

以上です。 

 


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コメント 3

HIRO

こんにちは。
絆だ復興だ…と言っても、現実は…

自分はイザという時は、外国に(逃げる)家があるから「たかが電気…」と、ほざいた輩(有名あーてぃすと)とか、妊娠中の嫁を博多に逃がした某役者とかのやった事を未だに忘れません。
by HIRO (2014-03-12 14:16) 

木っ端ミジンコ

関東はほぼ震災前の形に戻ってますが、いわき以北はまだまだです。
まして人々の生活とこころとなると…。

by 木っ端ミジンコ (2014-03-13 01:37) 

歳三君

まぁ自分が何か出来る訳じゃ無いんですが。。。。
実質な復興は、まだまだ先でしょうね。
被災地の方々も疲れてきているでしょうから
頑張り過ぎないで欲しい気もしますね。
by 歳三君 (2014-03-18 22:25) 

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