日光白根山登山 [キャンプ&トレッキング]
先日日光白根山に登ってきました。
白根山は北側のスキー場からロープウェイが伸びておりますので、体力や装備、技術に自信のない方でも気軽に登れる山ではあります。
とはいえ、山頂の標高は2500mを超えますし、事前のルートの下調べと最低限の装備は必要です。
私はというと、トレーニング兼ねてなのでロープウェイは使わずに一般道の金精トンネル脇の駐車場をスタート&ゴールに大回りルートを設定して望みました。
実際のルートはこんな感じです。
自宅を3時半に出発し、金精トンネル脇の登山口駐車場に着いたのが6時20分。
車の外気温計は5℃を表示していました。
標高が高いので、ある程度の寒さは予想していましたが、予想外だったのは風です。
山の木々がゆらゆらと揺れる強風。
ちょっと心折れながら、準備をして出発。
登る前の体感気温で防寒し過ぎると、すぐ汗をかいて結果体を冷やすことになるので、休憩時に着こむ用のライトダウンジャケットをザックに入れて、ちょっと寒いかな?と思うくらいの服装で出発。
暖かければ、ガンガンペースを上げて登るところですが、強風と寒さがあるのでなるべく汗をかかないペースをキープしようと思いますが、ペースを抑えるというのが意外に難しい。
途中で60歳くらいのベテラン登山者さんと一緒になったので、後ろについてペースを掴ませていただきました(感謝)。
駐車場から登山道が伸びていますので、アクセスは楽です。登山ポストもあり。
いきなりガレてます。ずっとこんな感じの道が続きます。
そして、ガレザレのトラバース。一応踏み跡は付いてますが、ちょっと足すべらせると何十メートルも下まで転がっていってしまうので要注意です。
こわごわ登っていると登山道に小鳥。シャッタースピードスローなのでブレブレ(汗)
尾根に出て金精神社前。 強風凄い!油断してるとふらつきます。
ここで引き返すことも考えましたが、しばらく尾根道を外れるルートなので行けるところまで行ってみようと判断。
強風に煽られながら北斜面の岩場を登って行くと金精山。
10月下旬になったらこの装備じゃ登れませんね。冬装備準備しないと。
崩壊進んでますね。もともとの山肌の質もあるでしょうが、増えすぎた鹿が草木を食べてしまって、岩肌がむき出しになり崩壊進んでいる箇所も有るんだとか。
何箇所かに獣避けの電気柵がありました。
寒いはずです。笹には霜が付いてました。日中気温が上がってこれが溶けるとウェアがビショビショになりますね。
五色山とそこから望む五色沼と白根山。
避難小屋も見えます。
ルート長い山に避難小屋があると安心ですね。
急な天候の変化時にここに逃げ込んで凌ぐことが出来ます。
古い三角点。何がかいてあるのか読み取れません。
前白根山から直接奥白根山を目指すのではなく、一旦五色沼に降りて、登り返すルートを取りました。
五色沼から弥陀ヶ池経由で奥白根山まで一気に300m登り返します。結構ハード。
日陰の木が白いと思ったら…
三角点タッチ。
南西には富士山が見えましたよ。
山頂は狭い上に混み合っているので、少し降りた所の風を避けられるところで昼食。
米2合分の男飯と魚肉ソーセージ等で腹ごしらえ。
帰りは、弥陀ヶ池→菅沼登山口→金精神社→登山口のルートで遠回り。
水面の落ち葉の影が水底にはっきり映るくらいの透明度。
光が入っていい森ですね。
菅沼登山口から金精神社までの登山道入口は一般道から入りますが、少しわかりにくです。
看板などはないので、赤いコーステープを目印に入ってください。
笹ヤブと豪雨時に雨水が削った天然の沢を登っていきます。
流石に最後の1時間は膝が笑ってペースが上がりませんでした。
序盤のペース配分間違った事と日頃のトレーニング不足を痛感。
行動時間 8時間44分
行動距離 15.42km
標高差 894m
累積標高登り 5027m
GPSのログ間違ってるんじゃないかと思いましたよ。累積標高登り5000m超えてるんですもの。
気温5℃以下の山行や2000mを超えるところで何時間も体動かすということも初体験だったので、色々と勉強になりました。
また、「現在地はここですよ」と書いてある地図看板見ながら道に迷いそうになってる老夫婦に会ったり、観光地化されてる山の怖さを感じることも出来ました。
いくらロープウェイあるからといって、地図読み間違ったり、装備足りなかったりしたら生死に関わりますからね…。
こんにちは。
山行きお疲れ様でした。
もう寒くなって来ているから、準備播段で臨みたいですね。
by HIRO (2015-10-03 21:36)
ここんとこ急速に朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、山の上はもちろん寒そうですね~
by よっすぃ〜と (2015-10-03 21:37)
HIROさん
車で登山道入口まで行く場合は、装備過剰かなと思うくらいの準備で行きたいですね。登山口で天候に合わせて装備選んで余分なものは車においていけますし。
よっすぃ~とさん
関東でももう2000m超えたところは冬ですね。
体温維持する工夫が必要だと実感しました。でも、晴れれば空気が澄んできて景色が綺麗です。
by 木っ端ミジンコ (2015-10-04 04:59)