Honda F1の現場に復帰 [自動車レース]
朝日新聞の報道で先行して情報が出ていましたが、5月16日にHondaから正式にF1への現場復帰が発表されました。
リリースによると、「パワーユニットサプライヤーとしてMcLarenとのジョイントプロジェクトのもと、2015年から参戦することを決定」とのこと。
伊東さんの発表でもありましたが、エンジンとKERSERS(Energy Recovery System)の提供になるようですね。
そして、パートナーはマクラーレン。
チーム名は「マクラーレンホンダ」となるようです。
公式発表の内容については記者発表から質疑応答までを収めた動画が配信されていますので、張っておきますね。
そして、リリース全文はコチラ↓
FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 参戦について
私としては、エンジンを始めとしたパワーユニットの規則が変わる2014年からの参戦になるんだろうなぁと思ってましたが、そこは色いろあるようで、1年遅れての参戦。
バーニーとしても2014年からはエンジンサプライヤーの数がルノー、メルセデス、フェラーリと3社になってしまうので、新規参入を望んでいたでしょうから、歓迎でしょう。
発表はされませんが、マクラーレン以外にも中段から下位チームににも提供(有償)するのではないでしょうか?
Hondaの営業戦略としても新興国や欧州でのブランドイメージ戦略にはF1は欠かせないでしょう。市販車レースであるWTCCとF1とで両輪での戦略となるかと思われます。
(が、意外にあっさりWTCCは撤退しそうな臭いがするので、恐いです)
私が個人的に期待するのは、F1での勝利はもちろんですが、相乗効果で他カテゴリーの勢いにもつなげて欲しいなぁと。
第三期のF1活動は明らかにHondaグループのお荷物でしたもの…。
そして、F1のERSを利用した市販スポーツカーの発売にも期待します。
2014年から今までのエネルギー回生システムに加えて、熱エネルギーの回収(MGU-H)が認められます。
その辺の詳しいことは世良耕太さんのこの記事がわかりやすいです。
http://engineer.typemag.jp/article/f1newengine
タービンを使ってのエネルギー回収と放出は凄く魅力的なシステムじゃないですか?
今までターボラグなくすには余分にエンジン回したり排気出したりしてタービン回してましたけど、タービンのモーター回せばターボラグが無くせますし、無駄なガソリン使わなくて済みますものね。
規定次第ですが、WRCやWECにも導入されますかね?
CR-Zくらいの車体にこのシステム積んだスポーツカー出たらかなり欲しいなぁ。
Hondaファンとアンチとで色々思う所はあるかと思いますが、なんにせよネタ提供してくれるのはモタスポファンとしては嬉しいものです。
これから色々と実機に関する情報も出てくるでしょうから楽しみにしてましょうね。
しっかし、質疑応答短いし、記者さんにはもうちょっと突っ込んで聞いて欲しかったなぁ。
こんにちは。
F1に戻って来るというのは、「走る実験室」が社是みたいな会社だし?良い事ですね。
第2期の成功と第3期の屈辱?とかを吟味した上での参戦でしょうか?
記者さん達は勉強不足??(笑)
by HIRO (2013-05-18 18:11)
HIROさん
企業規模に比べたら、相当にモータースポーツとその運営にお金だしてる会社だと思うんですよね。
だけど、Super AguriやF1撤退の時のようにチョット間違うとえらいマイナスイメージになるので気をつけたいものです。
息を吸う用に最高峰モータースポーツができるような会社になれば一番いいんですが(;・∀・)
記者さんたちには、「いつまでやるのか、景気が悪くなったといって直ぐ撤退しないのか。」「マクラーレン以外のチームへの供給はあるのか。」「現段階での開発進捗状況は」など聞いてほしいことイッパイあったんですけどね。
一般メディアが入るとあんなもんですかね。
取締役会で全会一致かどうかなんてあの場で聞くようなことかな?
by 木っ端ミジンコ (2013-05-24 16:16)