タンチョウを観に釧路へ 2日目 [日々の出来事]
普通は野鳥保護の為に撮影した場所や観察した場所をブログやSNSで知らせることはマナー違反なのですが、鶴居村や釧路市のウェブサイトにタンチョウの撮影スポットや観察スポットがバッチリ乗ってますので、特に隠すこと無く書きますね。
日の出前にタンチョウのねぐらを観察できる音羽橋に着きたかったので、真っ暗な中ホテルを出発。
市内は大丈夫でしたが、鶴居村に向けて標高上げていくと、霜が降りて薄っすらと路面も凍結している箇所がちらほら。
レンタカーがスタッドレス履いてて助かります。
見通しが悪い右カーブの途中、道路脇直ぐになにかコッチを見るものが!
エゾシカの母子。
直前まで全く気づきませんでした。
危ない。
そして、エゾシカデカイ!
奈良公園や日光のニホンシカとその亜種とは全然違います。
あれはちょっとした馬ですよ馬。
あれにぶつかったら人間側もただじゃ済まないなと気を引き締め直します。
40分くらいで到着。
橋の両端にはアスファルト舗装してある駐車スペースがあります。
40台くらい駐められるかな。
早速三脚とカメラセッティング。
・5D markⅣ+TAMRON 150-600mm G2
・7D+70-200mm F2.8L USM
2台体制です。
手持ちでも良いんですけど、鳥など待ちの撮影は三脚があるととても楽です。
あとパッキリ見える双眼鏡必須。
私はNikonのPROSTAFF 5 10×42使ってます。
飛行機に積みますので、軽量な三脚チョイスしましたが、三脚はともかく雲台が貧弱なのは非常に後悔。
Nikon 双眼鏡 プロスタッフ 5 8x42 ダハプリズム 8倍42口径 PS58X42
- 出版社/メーカー: ニコン
- メディア: Camera
150mm(35mm換算240mm)
600mm
オオハクチョウのねぐらにもなってるようです。
川の中なら狐や熊などそうそう来ませんしね。
日が昇って明るくなるとファミリー単位でしょうか、餌場に向かって飛び立ちます。
オオハクチョウ。
オオハクチョウも餌場へ。
オオハクチョウとタンチョウがあらかた餌場へ向かって飛び立ったら、鶴居村の中心部近くの畑へ。
この時期はタンチョウサンクチュアリ等の餌場での給餌はされていないので、刈り取りが終わった飼料用コーンの畑で落ちてるコーン等をついばみます。
これ普通に道端です。地元の人は慣れっこでしょうが、本州から来た観光客にとっては驚く光景ですよ。
交通量多い道路から農道に入り、路肩にレンタカーを駐めて、車の中から望遠で狙います。
人が出ていくと鳥は驚くしストレス感じますし。
鳥だけでなく地元の方にも配慮して撮影したつもりです。
感動です。許されるならずっと観ていたいですが、地元の方にとってはずっと路駐してカメラ構えた人がいるのは嫌だろうと1時間ほどで切り上げ。
給餌はされてませんが、鶴居村タンチョウサンクチュアリはどんなところだろうと行ってみました。
着いて早々エゾリスがお出迎え。
エゾリスもデカイ。
シマリスの何倍あるだろ?
タンチョウサンクチュアリは駐車場も完備で冬期も除雪してくれるようなので車で普通に行ける感じですね。
エゾリスを車の中で観ながら朝食。
北海道旅行でお目にかかりたい動物が4種類ありまして…
タンチョウ(済)、エゾリス(済)、エゾシカ(済)、キタキツネの3種類を2日目午前中で達成。
北海道凄いな。普通にエゾリスもエゾシカも、タンチョウも道端に居るよ。
人との生活圏が被ってるというのは本州よりも問題は大きいのかも知れませんね。
立ち入りが許されてるギリギリまで行って、釧路湿原を観たいと思いキラコタン岬へ。
ココはかつて地球が温暖で海面が高かった時、波が打ち付けるまさに岬でした。
ここは国立公園の天然記念物区域に指定されているため、無許可での立ち入りは禁止です。
鶴居村の教育委員会に申請して許可を貰う必要があります。
私も書類提出して許可頂きました。
提出書類。
許可書類。
キラコタン岬へは車の立ち入りも禁止されていますので、ゲートまでレンタカーで。
そこからは往復3kmほど山歩きをする必要があります。
途中までは林道で歩きやすいですが、無許可立入禁止区域は歩く人がほとんど居ないので、笹で道が覆われています。
トレッキングシューズとスパッツなどがないと足とズボンビショビショになります。
ここから先は許可がないと入れません。
そしてクマ(ヒグマ)出るそうです。
自己責任で。
黙って入ろうとしてもセンサーあるからバレますよ。
ウーン、鹿かな?ヒグマかな?
ヒグマにビクビクしながら三脚とカメラ担いでえっちらおっちら。
程よいアップダウンで楽しめますよ。
キラコタン岬。
ココからの景色は他の展望台とかからは見れませんよ。
教科書に乗ってる景色。
夏場はこの川をカヌーで下ったりできるガイドツアーもあるようです。
道中も面白い植生ありましたよ。
このもこもこは「谷地坊主(ヤチボウズ)」と言うらしいです。
何年もかけて植物の根っこが積み重なって小山になるそう。
汗だくになってキラコタン岬往復したので、昼飯。
釧路市湿原展望台でご飯。
ここに来る途中もエゾシカの親子が道を横断したりと油断できません(・_・;)
展望台併設のレストランでエゾシカ肉のカレー。
カレーにしてるのもあって獣臭さは感じませんね。肉質は固いですが、肉を食べてる感じで私は好きです。
本州でもニホンオオカミが居なくなり、狩猟をする人が減っているのでニホンシカが増えすぎてると言う話、ただ駆除するだけではなく、その肉を市場に安定的に流通させる経路があってそれが職業にできれば数調整できるのかも知れませんね。
谷地坊主の解説ありました。
遊歩道を20分ほど歩いた所にあるサテライト展望台から望む釧路湿原。
広いです(当たり前)。
夕日に照らされた釧路湿原を逆光で取りたいと思い、釧路市湿原展望台の反対側にある細岡展望台へ。
ここはストリートビューがありますね。
近くまで車で行けますが、細い道なので注意です。
展望台への小道の前でキタキツネ。偶然遭遇。一匹ですね。コッチ見てます。
この後森の中へ消えて聞きました。
ここからの眺めも雄大ですよ。
日が傾いてきました。
日没は山の向こうに沈むのではなく、雲の中。
これはこれでOK。
さて、日が沈んで寒くなってきたのでホテルに帰りますかね。
展望台から帰る途中、河原沿いの道を走ってたら、一段低くなってる河原から雄のエゾシカが綺麗なフォームで目の前に飛び出してきまして、ABS効くほどの急ブレーキ。
念の為カメラを助手席のヘッドレストにかけておいて助かりました。助手席座面に置いていた荷物散乱(笑)
馬か!という巨体の角が立派な雄鹿が目の前に飛び出してきたらびっくりしますよ。
雄鹿は悠然と森の中へ。
しばらく心臓バクバクして運転できる状態ではなかったので、ハザードたいて路駐。
いやーびっくりしますよ。
市街地出るまでは究極慎重運転。
雄鹿でかくてかっこよかったなぁ。
この日もホテルフロント脇のロビーではカレーが振る舞われてましたが、せっかくの釧路だからと釧路B級グルメを食べに。
夕日撮影スポットとして有名な幣舞橋近くの「レストラン泉屋 本店」のスパカツです。
スパゲティミートソースの上にカツが乗ってます。
鉄板熱々。
なかなか美味しかったです。
ただ、ここは夜営業は喫煙席と禁煙席が壁などで隔てられてないので、タバコの煙や臭いが流れてきて気持ち悪くなりました。
タバコ吸わない方は夜営業は行かないほうが良いかも知れませんね。
ということで、この日はアルコール摂取すること無く就寝。
3日目へ続く。
TAMRON 超望遠ズームレンズ SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2 キヤノン用 フルサイズ対応 A022E
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HiveNets レンズケース Tamron 150-600mm Nikon 200-500MM Sigma 150-600mm f5-6.3レンズ対応
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